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研究講演会企画理由書 分子科学の分野においては、液体状態であることが必須となる対象や巨大分子を扱う場合、理論・シミュレーションや実験結果を3次元空間で表現することが必須となる。 液体状態は凝縮系であるため注目する対象を絞り込まなければ注目する対象が見えにくくなる。また、蛋白質分子を研究対象とする場合、溶媒の空間分布を無視することはできない。さらに、巨大分子では局所的な形状と大局的な形状を同時に把握することが必須となる。そこで、人間が3次元空間を把握する際に使っている、視覚における立体視機能を使った表現手法が考えられる。 今回は、分子科学のうち液体状態にある系や巨体分子を扱う系を対象とする研究に絞り、通常の講演手法では不可能だった奥行方向の自由度を表現として可能にする立体視プロジェクションシステムを使った研究講演会を企画した。 各分野で著名な研究者にご講演いただくことで、通常の講演では詳細を説明することが難しい実験・計算結果の空間分布や空間内の各位置での分子の状態に関する議論を行い、分子科学における空間分布や幾何学的位置関係の重要性を考察したい。 |