Irisa Laboratory
入佐研究室
国立大学法人 九州工業大学 情報工学部
物理情報工学科 生物物理工学コース

Reserch
  1. 溶液化学理論(液体論)をもちいて、蛋白質を題材とした生物化学物理の問題を研究しうる理論手法を開発
    • 統計力学的手法を用いて、任意の形状の溶質を含む水溶液の構造および熱力学的性質 を導出しうる理論を構築。
      --> Extended scaled particle theory
      (理論の構築には微分位相幾何学および計算幾何学を道具とする:生物化学物理数学と呼べるかもしれない)
    • Extended scaled particle theory を用いて、分子の水和自由エネルギーをコンピューターを使って計算する。
      ---> これまでのところ実験と驚くほど良い一致が見られている。
    • 上記水和自由エネルギー計算と立体構造エネルギー計算を組み合わせることにより、任意の構造の巨大分子(例、400残基以上の蛋白質)の自由エネルギーを計算することができる。

  2. 蛋白質の3次元立体構造予測問題や、蛋白質間の相互作用を、水の効果をとりいれた(上記)手法を使って研究する
    • 生物物理として面白い問題はどこにあるか?
      ---> マイクロ秒、ミリ秒での蛋白質の挙動のコンピューターシミュレーションをする。
    • 蛋白質の機能に迫れるのか?
      ---> 蛋白質の3次元立体構造予測問題への取り組み。

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